歯医者から戻ると妻が泣いていて「ミーちゃんが車に引かれた!」と言うのです。親切な女性が2人、すぐに脇に退けてくれ、顔にハンカチをかけ、「お宅の猫ではないですか?」とピンポンしてくれたそうです。
13~14年前、オヤジと呼んでいた猫が角兵衛獅子のように連れてきた2匹の子猫、庭で遊んでいた可愛い兄弟でした。雄のターちゃんは、内に入る前にやはり車にひかれて死んだのですが、ミーちゃんが大好きでした。やっと会えるのかもしれません。
ミーは賢く、ひっそりと生きる猫でしたが、最近は積極的に甘えるようになっていました。93歳の母の心強い付き添い猫でした。トイレには必ず一緒に行き(あるときは先に行き待っていて)、少し長いと心配してドアの隙間から開けて入るほどでした。寝る時は寝るまでお腹の上にいて、猫好きの母は安心して眠りました。先に逝った父にも寄り添っていてくれました。ミーちゃん、本当にありがとね。
明日午前、多分嵐の中、深大寺で火葬してきます。