2014年9月27日土曜日

『絶望してはいけない』 チャップリン“独裁者” 床屋のスピーチ

プラネットカナールを支援してもらっている人から、教えてもらいました。チャップリンは好きなので、いろいろ見ていたつもりですが、スピーチはちゃんと聞いていませんでした。

The Barbar's Speech   Wikipediaより
チャップリンの「独裁者」(1940年)の中のスピーチ。ヒンケル(独裁者)と瓜二つの床屋のチャーリーが、間違われて演説する羽目になり、絶望する恋人や人びとにラジオを通じて語りかけます。観てみてください。

スピーチの動画

~私たちは皆、助け合いたいのだ。~お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。

この世界には、全人類が暮らせるだけの場所があり、大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。 人生の生き方は自由で美しい。しかし、私たちは生き方を見失ってしまったのだ。~私たちはスピードを開発したが、それによって自分自身を孤立させた。ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げた。

~賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。

飛行機やラジオが私たちの距離を縮めてくれた。~私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」。

~憎んではいけない。愛されない者だけが憎むのだ。愛されず、自然に反する者だけだ。~『ルカによる福音書』の17章に、「神の国は人間の中にある」と書かれている。一人の人間ではなく、一部の人間でもなく、全ての人間の中なのだ。君たちの中になんだ。

君たち、人々は、機械を作り上げる力、幸福を作り上げる力があるんだ。君たち、人々は人生を自由に、美しいものに、この人生を素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。だから、民主国家の名のもとに、その力を使おうではないか。皆でひとつになろう。 新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう。

~世界を自由にするために、国境のバリアを失くすために、憎しみと耐え切れない苦しみと一緒に貪欲を失くすために闘おう。~理性のある世界のために、科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。~

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