2015年1月3日土曜日

「満月に祈りの灯をともすとき ミャンマー バガン」 (1)

NHK 世界で一番美しい瞬間より
この番組は単に自然の絶景や年に一度のイベントを紹介するのではなく、自然の中で、時の流れの中で、そこに暮らす人々が待つその場所が最も美しく輝く特別な瞬間を映し出します。

12月に入って放送された「世界で一番美しい瞬間(とき)」は3千ものパゴタ(仏塔)や寺院が立ち並ぶミャンマーの聖地バガン。雨季が終わり満月の夜の“ダディンジュ”がその瞬間です。天界から降りてくるお釈迦様のために人々がロウソクを灯し、愛する人や旅立った人のために祈りを捧げます。

85%が仏教徒のミャンマーでは子どもの修行僧も多く、雨季の間の室内での勉強や修行のあと“解き放される”という意味が起源のダディンジュ、その時期は実りの季節・収穫の時でもあります。人びとの日々の営みがあり、願いや祈りとともに、パゴタなどの遺跡がロウソクの灯で浮かび上がり、それらが一体となった世界で一番美しい瞬間(とき)です。

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