あの素晴らしい曲を書いていたゴーストライター新垣氏が、『私も共犯です』と告白したこと、佐村河内氏の実の姿、色々あるとは思うのですが、大事なのは“真実”です。
新垣氏作曲の曲で滑る高橋大輔選手は、真実がわかり、はじめは何で今…と戸惑ったそうですが、今は、その真実を踏まえて力を出し切ることのみ考えていると思います。膝の調整や演技の最終調整に専念していることでしょう。タイミング的に選択肢はなく結果的によかったのではないでしょうか。彼のフィギュアスケートは本物であり、それが全てです。オリンピック直前に、本当のことがわかってよかったと私は思っています。
ロシアの広大な大地にふさわしく、もっと大きなこと、本当のことを大切にしていきたいものです。高橋大輔選手には微妙なエッジのバランスの上で、繊細かつ豪快に、これまでのように、音楽と振付、演技がピッタリ合った芸術的で感動的な演技を期待したいと思います。持っている力を出し切れるよう祈っています。
『参加することに意味がある』とか、『楽しんできます』という選手の言葉に批判的で、『結果を出せなければ』…と言う人たちもいますが、スポンサーのビジネスは別にして、本来、周りが言うことでもないでしょう。毎回オリンピックのときに議論されますね。
選手の皆さんのチャレンジ自体がドラマであり、たくさんのものを周りにくれます。今までの努力を一瞬にかける選手の皆さんに大きなエールを送りたいと思います。