バラを生かすために、腫瘍のような病気の部分を外科的治療で完全に削りとり、枝の剪定も大胆に行いました。局部に純度の高い尿素を何回も置き噴霧器で染み込ませ、根本や土にも尿素や木酢をたくさんかけました。現在の抗がん剤は正常な細胞にも打撃を与えるますが、それに似てバラは全体的に弱っていきました。そんなバラの姿をみて、バラのQuality of Lifeについて、ふと考えたりもしました。
菌が50℃以上の高温と10℃以下の低温に弱いので、寒い冬の朝が大事と考え、心地よい15℃の地中にある根の部分を掘り出し外気に露出するようにしました。隣のカイドウの根本も同様にしました。土を掘ると匂いから尿素が深く浸透しているのがわかりました。いずれにしても土は入れ替えるつもりでしたので根の周りの土はできるだけ取り除きました。ただ、水だけはちゃんとあげるようにしましたが。