実は後ろの柵に10mぐらいに絡んだ薄ピンクのつるバラがありました。毎年きれいな花をたくさん咲かせてくれていたそのバラの葉が、3年前の夏、全体的に枯れたので最初は、猛暑でまいったのかと思いました。でも、植木屋が、『これは癌種病です。対処療法はあっても、根治はしません…』 ネットでいろいろ調べると、プロは近くの植木にうつるのを防ぐために根から伐採し、土を入れ替えるとのこと… でも、はじめから切り捨てるのはやめ、いろいろ試みました。
腫瘍のような部分を外科的治療で削りとり、力を分散させないために剪定して大胆に小さくしました。削った部分に純度の高い尿素を染み込ませ、根本や土にも尿素や木酢をたくさんかけました。50℃以上の高温と10℃以下の低温に弱いらしいので、根の部分を掘り出し寒い冬、外気に露出するようにもしました。雪が多い年だったので、雪を積み上げ枝を埋めたりまで…
バラは全体的に弱っていきました。Quality of Lifeはいかがなものだったか…春また花を咲かせてくれることを心から願ったのですがダメでした。枯れた木を根本から抜き、土を入れ替えました。
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