今朝、国境なき医師団MSF小野不二雄氏の講演がありました。昨年のイエメン アデンでの体験に基づく迫力ある話を聞くことができ、戦火の中に入っていく活動の凄さに改めて驚きました。北の首都からの陸路も空路も使えず、アフリカ側から海路13時間かけて物資と現地通貨を運んだそうです。川の渡し船のような船でです!
現地入りは最終的にフランス・スペイン・ベルギー・オランダ・スイスの担当と現地国の担当で総合的最終判断され、刻々と変わる状況で判断しているそうです。90%以上、個人と企業の寄付で成り立っているので、中立で独立した判断ができると強調されていました。
MSFのこういう人命にかかわる緊急支援には、強い力(推進、リスク管理、資金など)が必要です。プラネットカナールは将来、アジアの未来を担う子供たちが育っていくために必要な文房具などの物資を、コンテナ船の空き隙間スペースを活用して運びたいと思っていますが、そのslowで緩い配送支援とは力の次元が違います。
支援は自らも被災者である現地の人たちと一体となって行われているそうです。プラネットカナールは平時のスローな活動なので、自前の現地体制はなく、現地法人を持つ企業や団体と連携し輸入や現地配送について助けていただく必要があります。そして送ったモノを確実に子供たちに渡してくれる現地の施設・学校・宗教のセンターなどと連携します。でも、現地の人たちと一体となる大切さは同じだと思います。
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