2014年11月20日木曜日

橋本聖子氏 講演

今週の火曜、橋本聖子議員の講演に招待されるまま行ってきましたが、“ありのままの”ご自身の話をされ、議員のイメージが変わりました。

杖で足をかばいながら出てこられ、その話からはじまりました。痩せているのに足の筋肉がすごい彼女でしたが、筋肉が落ち膝の裏の靭帯に問題が出たそうです。私も、医者から痩せるように言われ最近体重を6キロ落としたら主治医から筋肉も落ちるから筋力を維持しながら落とさないと…と言われました。そして、よくある膝の裏の靭帯やインナーマッスルの問題かと思いきや、『膝が逆“く”の字になるんです...』 それは尋常ではないと思いました。

東京オリンピックの年に生まれ、スケートや自転車でオリンピックに7回も出ている彼女が、病弱だったとは知りませんでした。小3のとき腎臓の病気になり2年間療養、高3で再発し入院、そのとき肝炎になり、胸の筋肉の関係で心的障害パニック症候群にまでなったと隠さず淡々と話していました。競技のために無理をし、そのあとは必ず入院しリハビリ、『頑張れたのは、体の不自由な子どもたちが脇で励ましてくれたから…』と。ひずみが出ても無理もないことです。

胸の筋肉などのためにステロイドを使用しなければならず、漢方薬まで最近は禁止されている競技では即アウトなので引退も考えたそうですが、『薬を使わない予防的医療や食事を工夫をして最後までチャレンジを続けました…病気があったからの今がある…夢や希望があれば、試練があったほうがよい…』と。

『高度成長期ではない今、2020年オリンピックは心の豊かさを持続し、より信頼され尊敬される国になっていくチャンスでもある』とまとめました。

そのあとの二期会所属の三宅理恵さん(ソプラノ)、高柳圭さん(テノール)、岡本知也さん(ピアノ)のコンサートも期待を大きく超え良かったです。

コペルニク 中村俊裕氏

共同創設者 中村俊裕  エヴァ・ヴォイコフスカ (夫人)
コペルニク年次報告より
今週参加した社会イノベーション公志園フォーラムでのラストスピーカーはコペルニク 中村俊裕氏でした。

コペルニクはSimple Technologyをlast Mile(援助の手が届きにくい最貧困層の暮らす地域)まで届ける事業を仕組づくりをしながら行なっています。

インドネシア農村部で流通の85%をカバーする売店ネットワークを通じベンチャー企業などが開発した日々を変えられるSimple Technologyを提供しており、売店オーナーを育てて女性の協同組合などにも配達をしてもらっているそうです。未来を担う子どもたちのためのSimple Technologyは?と聞くと、進研ゼミなどの実験キットや子どもたちの健康に大切な浄水器などだとの答えが返ってきました。タイヤのような形の水を運ぶ容器も水汲みが仕事の子どもたちには良いのでは…と思いました。商品は相当安くないと扱えずSimpleでこわれにくいことが大事だそうです。

中村氏は冷戦終結のころ高校生で、これからは国連の役割が増えると思い、それに向かって最短距離を目指したそうです。マッキンゼーでの経験もあり、フォーラムのモデレータが上司だったらしく気を使っていました。直前10年は国連で、インターンシップから強引に国連開発計画(UNDP)に入り、東ティモール、インドネシア、シエラレオネなどの現地でガバナンス改革、平和構築、自然災害後の復興などに従事しました。国づくりのような貴重な体験もしたそうですが、アイディアも限定的で、実際には何も変化が起きていないじゃないか…と疑問を持ち、コペルニク創業にいたったそうです。

創業では信頼できるbuddy(相棒)が大事と言っていましたが、ご夫婦で創業されたそうで、おのろけだったようです。はじめ寄付市場が大きい米国で法人化したこともあり、ネットワーキングの広がりは凄く、Council of Foreign Relations、インドネシアのロマネスト財団、長期的視点で投資するインパクトインベスター、NGOの友達などに支えられて今日に至っているようです。ダボスでヤング・グローバル・リーダーに選出もされています。インドネシアでは大学生の応募が沢山あるそうで、現地の人々と一緒に活動しており、羨ましい限りです。どう犯罪や紛争から身を守っているか、通関などをどうしているか、聞きたかったのですが、こうしたことで多分大した問題になっていないのだろうと…聞きませんでした。

今はニーズを確認するテクノロジーフェアなどでの現地のおばちゃんたちの歓声が手ごたえだそうで、次はネットワーク拡大や横展開、『誰がやっても構わない』とひょうひょうと話しており、共感するとともに、こういう面白いヤングリーダーと一緒に何かできたらと思った次第です。

プラネトカナールも届ける仕事の配送に特化した部分を担いたいと思っています。未来を担う自立前の子どもたちのためのプロジェクトを最優先にしていきます。海外では親米でラストマイルや災害が多いインドネシアも最優先候補だと思っています。一度、是非、中村氏とお話し、いろいろ教えていただき、連携の道を探りたいと思います。

2014年11月19日水曜日

社会イノベーション公志園フォーラム

左からコペルニク中村氏、マザーハウス山崎氏、グランマ本村氏
今週、社会イノベーション公志園フォーラムに参加してきました。6時からの会で (株)グランマ 社長 本村拓人氏、(株)マザーハウス 副社長 山崎大祐氏、コペルニク CEO 中村俊裕氏の3人が登壇しましたが、4時間があっという間でした。

皆、現地に飛び込み、入り込み、現地の人たちと共に事業を続けているのが凄いです。また、世界を変えることを目指している割には、インパクトだけを求めていず淡々としていて、今の私には大変好感が持てました。(上から見線で済みません) 例えば、 “スケールダウンしてstart small”とか“フィールドが好き”とか地道さを大事にしていて、“どんなビジネスも多かれ少なかれソーシャルビジネス”とか“誰がやってもよい”と別の国の団体を指導していたりとか…(因みに、私も同様に考えています。)

グランマはフィリピン、パキスタン、インドネシアなどで、貧困層住人参加型の流通網構築を行ない、マラリア・デング熱の死亡率を低下させるための蚊帳を流通させたりしています。貧困層への無償での物資提供や寄付依存度が高い組織が寄付集めに奔走していることに疑問を感じ、援助漬けによって失われた自立心を取り戻そうとしています。(私は未来を担う子どもたちのことを中心に考えているので、自立前の子どもたちには無償の援助が必要なのでは…と思っています。大人にそれが流れることに注意しなければなりませんが…)

マザーハウスはご存知の方が多いと思いますが、『途上国から世界に通用するブランドをつくる』ということで、バングラデシュやネパールで生産したバッグや服飾雑貨をで販売しています。知らないうちに直営店が日本では15店、台湾5店になっていました。若いころ柔道をやっていてヤンチャだったそうですが、単身バングラデシュに飛び込んで工場をつくったのが現場突入型の社長山口絵理子氏。ゴールドマンサックスでのエコノミストのポジションを投げうって参加し、海外を飛び回りながらも少し引いてマーケティングや生産をみているという副社長山崎氏。ともに慶應SFC出身で先輩後輩の中だそうで、このコンビが面白くいろいろなエピソードを聞きました。

すこし長くなったので、コペルニクは分けて投稿します。

2014年11月15日土曜日

ETC 野の花の家クリスマス会のために

人に話したら信じられないと言われたのですが、今まで私の車にはETCがついていませんでした。今なら殆ど標準装備だと思うのですが随分前、車で買うときはいらないと思ったのです。たまにしか遠出をしないし、一般のレーンを通れば済むので、あまり、不便は感じていませんでした。

木更津にある児童養護施設『野の花の家』をこの夏訪問したとき、アクアラインを通ったのですが通行料金が片道3000円以上でビックリしました。森田健作知事が1000円ぐらいにしたと聞いていたので...(因みにうちの長女が離乳食を終わるころ、避暑地で、たまたま森田健作氏にダッコしてもらったことがあります。) 後で調べてもらったところ、ETCだと今でも安くなるそうです。

今晩、ETCを付けました。12月にプラネトカナールの数人で、野の花の家クリスマス会に参加するのですが、同乗していけば、安く短時間で行けそうです。これからもチョクチョク伺うので、すぐペイするでしょう。

2014年11月10日月曜日

クレマチスの丘


静岡県三島市にある『クレマチスの丘』という美術館などが複数あるエリアで、静かな晩秋の午後を過ごすことができました。武蔵野三田会の皆さんと一緒にバスで出かけたのですが、天気にも恵まれ、よい一日でした。

私はヴァンジ彫刻庭園美術館とクレマチスガーデンをゆっくり散策したあと、ベルナール・ビュッフェ美術館や井上靖文学館などがある方に吊り橋のある遊歩道を散歩しました。IZU PHOTO MUSEUMもあったのですが気が付きませんでした。

2014年11月8日土曜日

PlanetDeW™マークのデザイン打合せ

(左)菊池由莉子さん (右)菊池由美子さん
今日、プラネトカナールのボランティア TシャツにプリントするPlanetDeW™マークの打合せがありました。姉妹のような菊池さん親子にお手伝いいただいています。

前武蔵野市議会議長夫人の菊池由美子さんには、設立準備段階から運営をご支援いただいています。また、ご紹介する機会があると思いますが、赤十字奉仕団はじめ、様々なボランティア活動をされています。

お嬢さん 菊池由莉子さんには具体的にPlanetDeW™のマークデザインをしていただいており、Tシャツづくりも手伝っていただけるとのこと、大変心強いです!

由莉子さんは獣医大学で学ぶ傍ら、いろいろなことに興味を持って活躍されています。『よさこい』を踊るのが大好きで、明日もお祭りで仲間と踊ってくるとか。お母さん曰く、よさこいの衣装や化粧のまま電車に乗っていったことがあるそうです。YouTubeをみると、若い人たちの間で、“よさこい”は広がっているようですね。

 一緒に考えているPlanetDeW™マークのコンセプトは
  • モノを運ぶ運河(カナール)も一滴のしずくから...ボランティアの人たちの思いや貢献が運河の水となって、モノの運搬・配送の推進力に 
  • ボランティアの人たちは受け取る子供たちのMoment of Smile™をイメージしながら作業し、自分たちも気楽にボランティアに楽しみながら参加
いい案がいろいろ出て、2つのパターンをつくることになりました。乞うご期待!

2014年11月4日火曜日

武蔵野三田会 『ボランティアを楽しむ会』

本日、武蔵野三田会 幹事会において、『ボランティアを楽しむ会』が分科会として認められ、プラネットカナールに一般会員(任意団体)として入会いただくことが決まりました。

武蔵野市の重要な団体の少なくとも20名ぐらいの方々にボランティア登録してもらえそうです。幹事の方々は、任意団体無料登録上限の20名を越えた場合のことをいろいろ心配されていました。『家内が興味をもっている』とか、家族の方々の参加も多くなりそうです。企業や団体が認めるひとであれば、所属する個人として登録できることになっていますから、大歓迎です。

倍の会費だったら、個人登録の枠が倍になる旨はご説明しましたし、個人としての寄付金も大歓迎と、お願いしておきました。

各自が可能な範囲で参加してもらうことを大事にするプラネットカナールとしては、少しでも多くのひとに、少しずつ参加してもらいたいと思っています。