2013年9月30日月曜日

プロセス標準・ガイドライン・作業・ルール・チェックリストなど

プラネットカナールPlanetCanal™としても、シンプルなプロセス(工程)…といっても、物流業界の常識をシンプルな枠組みにしただけですが…を標準化していきます。プロセスの枠組みをベースに、ガイドラインや注意点、より詳細な作業、ルールとチェックリストなど、学習と工夫・改善を積み重ねて維持し、お客さまの標準のなかで活用していきます。セキュリティ関連以外は可能な限り公開していき、皆さんの知恵を拝借して良いものにしていければと幸いです。

一番ハイレベルは、受注・引取~プラネットカナールPlanetCanal™デリバリー~現地引渡・支援~MOS受取・伝達です。その次のレベルは、お客さまとの共同検討・提案・受注・収集・引取 ~ 配送準備、国内運搬・海外等広域運搬・現地運搬、検品 ~ 現地確認・引渡・現地支援 ~ MOS関連 で、段階的に充実させていき、ご依頼があったプロセスで活用します。

常に複雑にせずシンプルに要を押さえたものにしていくつもりです

2013年9月29日日曜日

仕分作業(3) 発送先・仕向地は決まっているが...

発送先・仕向地は決まっているが受取人()毎に送るモノが決まっていないか曖昧な場合、モノの種類で仕分けます。受取人により近いところで受取人の希望やニーズがより分る人びとにより、再度、具体的な最終受取地・受取人毎に仕分ます。

東日本大震災のときのことを覚えていらっしゃると思いますが、いろいろなモノをモノ別に仕分けしないで送ったため、現地で活用されなかったり、扱いに苦労したという報道がありました。現地はただでさえ大変なので、モノ毎に仕分して送るのは有効だとのことでした。

ただ、受取人毎の希望やニーズを、現地(発送先・仕向地)でなく発送地(発送元・仕出地)で想像し思い込んで仕分しても、うまくいかないことも多いでしょう。手が余っている送り元で仕分けたほうがよいように見えるかもしれませんが、再度仕分が必要になれば現地でもっと手間がかかってしまいます。最終受取地・受取人のことは現地にお任せするのがよいかと思います。問題は、現地に再度仕分ける人びとがいるかです。送る側の組織の出先機関があり、現地で人びとを集めるのが理想です。プラネットカナールPlanetCanal™も将来はニーズに応じて少しずつ現地の雇用前提で、現地の信頼できる人びとを集めたいと思っています。

仕分作業(2):受取人毎に送るモノが決まっている

最終受取人()毎に送るモノが決まっている場合、発送先・仕向地毎に仕分け、更に、最終受取人()毎に仕分けます。この場合は受取人を意識しイメージしながら、作業するのが比較的容易ですね。

その場合の梱包ですが、発送先・仕向地までの輸送スペースを有効に使うため、行く先が同じモノは、複数の箱に跨って複数人分を詰めるのがベターです。現地で受取人()別に梱包するのが前提となり、そのための空箱も同梱も必要となります。箱単位で処理する方が簡単なので、どちらを取るかはケースバイケースで考えます。

仕分作業(1)

ちょっと前に、分業でなく、最終受取人を意識できるように、送るモノを検査・仕分・梱包する一連の完結した作業をひとり・1チームにと言いましたが、日常使っている宅急便のように最終受取人が明確に決まっていて最終受取人毎に仕分するケースは少ないと思います。想像ならできると思いますが…

勿論、プロジェクトやお客さまの依頼によっては、最終受取地・受取人(達)が明確で、最終受取地・受取人(達)毎に仕分けることが出来る場合もあるかと思います。


配送するのですから、発送先・仕向地毎に仕分け梱包するのは当たり前ですが、その上で更に、どう仕分けるかが問題です。

配送準備の作業



お客さまのプロジェクトや依頼内容により、プロセスも手順も大きく異なり、基本的にお客さまに合わせます。ただ、配送準備は一般論として、シンプルに言うと、以下のようになると思います。




【中身準備のプロセス】 (作業を中断する場合は引継ぎと一時的保管)

・検品(対象品が揃っているか、中古品は特に品質・状態も)
・仕分(仕向先・モノ・目的など)
・場合によりプラスαの作業

【配送準備のプロセス】 (作業を中断する場合は引継ぎと一時的保管)

・梱包材料搬入(タイミングは中身準備の前が多い)
・梱包+プラスαの作業(含.必要情報準備)

【配送に渡す前のプロセス】
・荷役Ie.g. コンテナの場合はコンテナに搭載)
・保管

作業の質も最初は細かい作業から、最後は器具を使うにしても力作業になっていきます。チームの組み方も変わっていきますね。

2013年9月27日金曜日

ピクシーダスト(魔法の粉)

手間暇かかる運び届けるための作業の時間も、心地よい汗をかく楽しい時間になるよう、ボランティアの皆さんとちょっとしたひと工夫を重ねていきたいと思っています。ボランティアの時間を少しでも楽しい時間にする魔法の粉“ピクシーダスト”をご一緒に探していきましょう。

たとえば、2~3のポイントをあげると

・単なる部分的単純作業にならないように、最終ゴールのイメージができるように工夫したいと思っています。できれば、どちらかというと分業より、ひとりや1チームが始めから終わりまで、一貫して作業をするようにしようと思います。


・もっと基本的なことですが、、作業が安全に行えるように作業環境の工夫をしていきます。熱中症対策は勿論のこと、暑さ寒さの対策も大事です。

・そして、毎回、いろいろな人たちとチームを組むわけですが、いつも同じにならないようチーム分けも工夫し、いろいろな人びとと共同作業をしていただきます。作業のチームとして、年齢性別、自分流の主義や目的にある程度考慮し、チーム力を発揮できるように工夫します。

2013年9月26日木曜日

運ぶモノについての注意点

送るモノに関しては、何らかの運び届ける依頼があり、プラネットカナールPlanetCanal™が運べるモノなら運ぶ…というのが基本です。ただ、モノに関して、いくつかの点に注意していかなければ…と思っています。
・ モノよりひと: 余っていてもったいないモノを活かす…というモノの視点の前に、必要としているひと・喜ぶひとがいるか、ひとの視点から、まず考える。

・ 喜ばれるモノ: 喜ばれる品質のよいモノのみを送る

・ 使えるモノ: 宗教や慣習・気候、電気、サイズなど現地の事情を考慮し、使えるモノを送る。そのままでは使えないモノはどこかで、使えるようにする

・ 物質文明: モノが少ない素朴な生活に、モノが溢れている社会の悪いところを押し付けることのない様、配慮する

・ お金になるモノ: お金にしやすいモノは盗難や横流し防止の対策を講じる

・ モノの扱い方: 現地で混乱が生じないような検品・仕分・梱包を行う

・ 現地ショップでの商品: 品質の高いなくてもよいが、あるとうれしいモノを、現地プラネットカナールPlanetCanal™の自立支援ビジネスとして販売することも検討していく

運びたいモノ(2)

補足します。

緊急でない支援物資: 食料・医薬品等は管理レベルが高く無理ですが、粉ミルクや井戸や水浄化等のための道具等は可能かもしれません。勿論、衣類・毛布・タオルケット・シーツ、テント・蚊帳などは可能です。NGOやNPOの方々と具体的にご相談させていただきます。

こどもの教育を支援するモノ: ノート・ボールペン、色鉛筆・クレヨンなどの文具、チョークなどの教室で使うモノ、絵本や図鑑、笛・ピアニカ・タンバリン等の楽器、サッカーボール、イベント用のプレゼント(UFOキャッチャーぬいぐるみでも) 等々 個人的にはこどもの分野はプライオリティ高く進めたいと思っています。


・障害者関係は前の投稿のとおり、杖とか車椅子とか介護用品をイメージしています。

・“生活に必要な”モノ: 幅が広いところでいろいろあると思いますが、まずは、古着があります。運動着・ジャージ・トレーナー・Tシャツ・ジーンズ、スニーカーなどのニーズが大きいようです。企業でリニューアル前ユニフォームとか異動したひとの作業着なども質のよいモノは歓迎されるようです。生活で役立つもののなかには、未使用のホテルの石鹸等のアメニティグッズ、度が合わなくなった老眼鏡、忘れ物の傘や大きいモノだと自転車、どこでも使える使わなくなったアウトドア用品などもあるかもしれません。

・現地で販売を考えるモノは、なくても済むモノであるとうれしい相対的に高価なモノです。

NGO・NPO・企業・団体・コミュニティ等 お客さまが企画するプロジェクトがベースになり、個別にご相談し検討していきます。ウェブサイトが公開になった時点でお問合せください。

2013年9月25日水曜日

運びたいモノ

はじめはお客さまの中に入ってモノ運びのご支援をさせていただくので、運びたいもの以外はNGなどとは申しません。また、基本はプラネットカナールPlanetCanal™がお役にたてると判断させていただいたことは、何でもお手伝いいたします。

ただ、運びたいと思っているモノは、急がないスローな運搬で大丈夫なモノで、例えば次のようなモノです。

緊急でない支援物資: 生命に関わる緊急支援に続く、持続的支援のための急がない物資 (ただし、紛争等の危険がない地域向けのモノ)

こどもの教育を支援するモノ; 学校の用品・学用品・文具・教材・絵本等


・障害者を支援するモノ: 中古の車椅子・杖・介護用品 他


・“生活に必要な”モノ: 受ける側で不足しているモノやあったら便利で うれしいモノ、かつ、送る側の家庭や企業・団体で 余っているモノ・使えるが処分されようとしている”もったいない”モノ (ただし、新品でないモノは清潔できれいなモノ・機能して役立つモノ)


(湧出入通関等で別扱いになると思いますが)

・価格が安い製品や商品で通常輸送が難しいモノ、フェアトレード商品、リユース・ビジネス商品

現地で販売可能なモノ(新品・中古): 将来検討する、自立のための現地ビジネスや現地プラネットカナールPlanetCanal™の非営利ビジネスのための商品

等々

2013年9月22日日曜日

運べないモノ

"slow"が故に運べないモノがあります。slowでなくてもダメなものもあります。運べないモノは

・緊急支援物資
・高いレベルの管理を要するモノ
 例えば、医薬品・医療品、腐るモノ、生鮮食料品、冷凍食品、
 高価なモノ 他
・運んではいけないモノ
 例えば、麻薬、毒、危険物、違法なモノ、放射性物質、武器 他
・物理的に運べないモノ
 例えば、重量・サイズが大きすぎるモノ

個別に、具体的、に必要な管理レベルを確認しお引き受けできるか判断させていただきます。

2013年9月20日金曜日

ロゴ

プラネットカナールPlanetCanal™のロゴは3つの部分からできています。

まず、下の部分はプラネット、私たちが生きている地球を表しています。海・陸・生態系などいわゆる自然に覆われていますが、中は物質から成り立っていて、また、人間がいろいろなモノをつくっています。色は瑠璃色にしました。その上ででPlanetCanalがモノをゆっくり運び届けているのをイメージしています。

上の部分は宇宙空間を表しています。プラネットを包含し、その延長にあるので、同じ瑠璃色にしました。

中間の黄色は人々の笑顔が地平線の向こうで輝いているイメージです。生命(いのち)の象徴で、そのMoment of Smileの輝きを表しています。(動植物は笑わないというのが通説ですが...私は笑顔という表現がないだけで、生きるもの皆、内面的には笑顔の瞬間があると信じています☺)

因みに、理屈っぽくなりますが、この世界の3つの本質で、未知なる領域である、宇宙・生命・物質(量子)ともかぶせました。

2013年9月19日木曜日

堰きとめているところに小さな穴を

モノを運び届ける大変なところをシェアさせていただき大変さの程度を下げていきたいと思っています。

使われていない輸送や補完の隙間スペースを使わせていただき、輸送費用や二酸化炭素排出を低く抑えていきます。


モノを堰きとめている要因を少しでも小さくして、モノの流れをせき止めているところに、小さな穴をあけられればと思っています。ただ、その前提は”slow”です。

2013年9月18日水曜日

運び届けるサービスに特化

プラネットカナールPlanetCanal™は全く新しいことをやろうとしているのではありません。究極を目指したり、尖った他と違うことをやろうとしているのでもなく、普通のことを続けていこうと思っています。誰でもマネできるようなことをやります。ゆっくり無理せず、要を押さえてシンプルにやっていきます。


ただ、楽なことをやろうとしているのでもありません。敢えて、モノを運び届けるという大変なところに特化していき、その大変さをシェアさせていただこうと思っています。ボランティアのひとびとの時間と力を束ねて、大変な作業をお手伝いしたり請け負ったりします。そのニーズは大きいと思うからです。

はじめはEnd to Endでニーズを把握し、モノを集めて送り届けるところまで一貫してと思っていましたが、途中で方針を変え、運び届けるサービスに特化することにしました。自分たちだけで完結するのでなく、NGOやNPOはじめ、いろいろな団体・企業・コミュニティの活動を支援させていただくことにしました。早く役に立てるようになります。

2013年9月17日火曜日

現地通関も簡単ではない?

輸出も簡単ではなく、現地の通関で必要以上の時間やお金がかかってしまうケースもあるようです。現地で最終的に受け取るひとのところに運び届けるのは更に大変だと思います。これらの問題は一朝一夕に解決できるものでは、なさそうです。

2013年9月16日月曜日

古着を送る活動

いろいろなNPOがモノを届けようといろいろな活動をしています。モノを運ぶ大変さやご苦労があり、やめてしまったところ、限定的に継続しているともろもあるようです。古着を送る活動をされているところでは、送り先に失礼になるような洗濯もされていない汚い古着や品質の悪いモノが送られてきて、困ることも多々あるようです。ただでさえ、検品したり、仕分たり、梱包したりモノを運び届ける作業は大変です。その上に、汚く質が悪いモノが多いと、神経を使い疲れるそうです。事前に注意事項を徹底するようにしてからは大分よくなってきたそうですが...


2013年9月15日日曜日

そもそものキッカケ


捨てるにはもったいない古着をどうしようかと考えていた時、多分、18年前で、まだ、今のようにリサイクルビジネスがいろいろなかったときでした。ザンビアに古着を送って活用してもらおうというプログラムを見つけました。現地にスタッフもいて、信頼できる団体がやっていましたので、それに乗りました。

自分で現地に船便で送ることになっていて、あまりよく覚えていないのですが、送料が1万円以上したと思います。その時、いろいろ思いました。古着を送るのに本末転倒だ…これならお金を送った方がよいのでは…お金は 送るという意味では便利だが使われるところまでには いろいろあるのかも知れない…古着などのモノは送るのは大変だけど送るということは、それなりの意味があるのでは… モノを送るという現実を知らなかったことがわかった次第でした。

相互依存している世界でモノを運ばないでは済みません。あるモノがどこかで有り余っていて、どこかで不足しているという現実があり、モノをもっと活用することも必要だとかねてから思っていました。うまく運べないモノを運ぶことはできないか…このプラネット上をチョロチョとそういうモノが流れる運河みたいなルートをつくれないか…空いている輸送の隙間スペースを使って、ゆっくり運ぶのであれば可能では…などと考えるようになりました。それが‟そもそものキッカケ‟です。



因みに、その3~4年後、3500円払えば、古着をまとめて送ってくれるNPOが出てきたので、その後はそこにお願いしています。現地に届き活用しているという報告のハガキを送っていただいています。

2013年9月14日土曜日

”焦らず”‘+”急ぐ”

東日本大震災では、否が応でも重くいろいろ学びました。多くのひとびとが積極的に動いている中、何も動けていない自分に何か焦りを感じたのを覚えています。また、現地でさばけない物資の山とか、ニーズに合わないモノ、使い古しや汚れたモノが送られてきている実体も報道されていました。『今はじっくり準備しよう… 始まったら、しぶとく続けていこう… 今、自分のできる仕事をしていくだけ… 尖がらず、鈍行でいこう…』などと、自分に言い聞かせている時、“焦らず‟+“急ぐ”は素直に響ました。

2013年9月13日金曜日

"焦らず急ぐ"

以前テレビで、若い女性の盆栽家が、大切にしている言葉として紹介したのが、”焦らず急ぐ"です。素直に、いい言葉だと思いました。

やっと退院しましたが、今、もう一度、この言葉を噛みしめています。

2013年9月4日水曜日

ちょっとブログお休み

大したことはないのですが、明日から約1週間、入院することになりました。この2日間ブログを投稿できませんでしたが、病院でも難しいかと思います。

良い機会なので、プライベートでも”ゆっくり”を実践してこようかなと思っています。

2013年9月1日日曜日

今活動されていいる方々から学ぶ


まずは、東北大震災の被害に遭われた皆さまを今も継続して支援されている方々、実際にアジアの国の子供たちのために学校をつくったり教育支援などをされている方々,、古着を海外に送る支援をされている方々、アジアの国々にモノを送るプロジェクトを推進している団体・企業などを訪問し、プラネットカナールPlanetCanal™について、ご説明し、ご相談をさせていただければと思っています。格好をつけずに、既に先行している団体や企業の小さなお手伝いからはじめ謙虚に学んでいくことが次のステップです。