2013年9月15日日曜日

そもそものキッカケ


捨てるにはもったいない古着をどうしようかと考えていた時、多分、18年前で、まだ、今のようにリサイクルビジネスがいろいろなかったときでした。ザンビアに古着を送って活用してもらおうというプログラムを見つけました。現地にスタッフもいて、信頼できる団体がやっていましたので、それに乗りました。

自分で現地に船便で送ることになっていて、あまりよく覚えていないのですが、送料が1万円以上したと思います。その時、いろいろ思いました。古着を送るのに本末転倒だ…これならお金を送った方がよいのでは…お金は 送るという意味では便利だが使われるところまでには いろいろあるのかも知れない…古着などのモノは送るのは大変だけど送るということは、それなりの意味があるのでは… モノを送るという現実を知らなかったことがわかった次第でした。

相互依存している世界でモノを運ばないでは済みません。あるモノがどこかで有り余っていて、どこかで不足しているという現実があり、モノをもっと活用することも必要だとかねてから思っていました。うまく運べないモノを運ぶことはできないか…このプラネット上をチョロチョとそういうモノが流れる運河みたいなルートをつくれないか…空いている輸送の隙間スペースを使って、ゆっくり運ぶのであれば可能では…などと考えるようになりました。それが‟そもそものキッカケ‟です。



因みに、その3~4年後、3500円払えば、古着をまとめて送ってくれるNPOが出てきたので、その後はそこにお願いしています。現地に届き活用しているという報告のハガキを送っていただいています。