2014年4月24日木曜日

大野雄二さんの世界

先日の日曜に、上の娘が招待してくれたので、大野雄二&Lupintic Fiveをサムタイムで聴いてきました。先月ジャズバイオリンを聞いたところです。両親がデイサービスでお世話になっている方もいらしていてお互いにビックリ…というひとコマもありました。

大野雄二という作曲家・編曲家・ジャズピアニストを知ったのは高校時代でした。ポピュラー曲だったかスタンダードだったか映画音楽だったか、ピアノソロの楽譜を渋谷ヤマハで探していて、素直によいアレンジだったので覚えた名前です。

慶応出身だと知ったのは、ごく最近で、昨年の武蔵野三田会の会で、ライト・ミュージック・ソサエティーOBで結成したスターライト・オーケストラのフルバンドを呼んだときです。司会の人が彼もKLMSのOBだと話していました。

NHKの長寿番組『小さな旅』の何とも言えない郷愁を感じるテーマ音楽も彼の作曲だということをご存知ですか。演奏した曲は『ルパン三世』ものが多かったのですが、『野生の証明』とか『犬上家の人々』もありました。『セシールとかコマーシャル曲も多く、いろいろなジャンルの曲を書きまくっています…でも、ちゃんと本人が書いているようです…』とMC役のサービス精神旺盛な若手ギタリストが笑いをとっていました。皆、年齢はまちまちですが、ひと仕事終わってネクタイを緩めている会社員のような雰囲気もありました。

ピアノと向かい合うドラム、その周りにベースギター、トランペット、サキソフォン、ギターが囲み、飲み物や料理を運ぶのにドラムのばちが当たらないかと心配するほど“近い”演奏。狭い空間でみんなが盛り上がり、とてもエネルギッシュなひと時でした。