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コンサルティング事業世界同時立ち上げのとき、日本のチームが最初に認定されるために、何件かOJTのプロジェクトを成功させる必要がありました。そのとき他ファームでコンサルビジネスのリーダー経験を持つ米国人に指導を受けました。その人が、Asia Pacificを統括するトップのインタービューで模範を見せてくれるというので、まだ若かった(?)私はノートテーカーとして同席しました...が、その人の説明は覇気がなく、声も小さく、表情も弱々し気で、APのトップのひとがやたらと大きく見えたものです。ボソボソとその人が質問しはじめました。すると、何故かトップが少しずつ体を乗り出してきて、最後にはそのメンターを見上げるような雰囲気になったのです。何かを問題点を指摘する訳でもなく、提言をする訳でもなく、主張する訳でもなく、ただ、質問してうなずいていただけなのですが...
おそらく事業内容やトップの関心などを十分押さえた“ask good questions”を実践し、そのトップにいろいろなことを気づかせたりしたのでしょう。いわゆる“リーダー”のスタイルをイメージしていた我々にはカルチャーショックでした。自然な自分のスタイルで~バリューでリード~よい勉強になりました。そのあと、コンサル“ビジネス”にはスタイルを重視するいやらしい部分もいろいろあることもわかりましたが...